変化する

劇的ではないけれど、ゆっくりと私は変化していると思う。

年を重ねると、子どもの成長のように、歩けるようになるとか、昨日できなかったことができるとかの明らかな変化はないけれど、何かがゆっくりと変化していると思う。

バリバリにお仕事をこなしている友人と久々に会うと、

「全然変わらないね」

と言われることがあるが、それは専業主婦の私の時間がお仕事している友人と比べたら、ゆっくりと変化なしに流れているのかと思われているのかもしれない。

仕事している人とは、日ごろ会う人の数だって歴然と差がある。

しかし、しかしだけど、ゆっくりでも私は止まってはいない。

映画の脇役は常に画面には出ていないから、出ていない時は止まっていると思われがちだが、脇役だって出ていない時でも主役と同じように時間が流れて生きている。
その間にドラマチックな事が起こっているかもしれない。

誰しもが、止まらずに生きているのだ。

だから、私も日々ゆるやかではあるが変化はしている。